こちらの記事は、私主催の企画 #maimai10周年ブログリレー の最後の記事となっております。いよいよ明日に控えたmaimai10周年に向けて、今日まで約1ヶ月間、(だいたい)1日2人ずつブログを公開してきた当企画ですが、いよいよFiNALEです!
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さて、では本題に入っていきましょうか。この記事は校長先生のお話みたいなものなので適当に聞き流していただければいいんですが…話したいことはいろいろあるけど何話そうかなぁ。校長先生の話は長くなっちゃうと微妙だしなぁ。
本企画の意図
じゃあまずは、なんでこんなことやろうと思ったんですか?ってところからいこうかな。
企画概要に書いたんですが、去年の暮れにオンゲキで似たような企画を実施してくれた方がいたんですよ。その企画がまあ大成功で、本当に面白い記事がたくさん集まったんですね。その時からなんとなくmaimaiでも同じことやりたいなーみたいなのは考えていて、その方もmaimai版見てみたい!みたいなことは言っていたので、やるならここしかない!と思って実行に至った…というのがあらすじなんですけど、その前提のもと、もういくつか動機があります。
まず1つ目に、私は
「音ゲーマーは、3年で7割が入れ替わる」
という考えを持っています。これは何らかの根拠に基づく数字ではなく、あくまで私の体感的なものにすぎないのですが、10年…とまでは言わないまでも、少なくとも9年以上maimaiに、あるいはゲキチュウマイに向き合ってきた自分が、周りを見ていてそう感じた、という話です。実際、maimaiでらっくすが稼働してからで数えて明日で3年になるわけですが、FiNALE以前からのプレイヤーは果たしてどれくらい残っているのでしょうか?
この企画に参加するほどの熱量を持っている皆さんには、あるいは皆さんの周りにはそういう人も多いかもしれません。でも、もっと広く見てみると…もしかしたら、私のような古株はもう希少種側かもしれません。
つまり何が言いたいかというと、
「いつか昔の記憶は埋もれてしまうかもしれない」
ということです。僕だっていつまで続けられるかわかりませんし、昔の記憶を持っている人が、記録が、どんどん失われていくのは明らかでしょう。
ですから、この「10周年」という限りあるきっかけを最大限活用して、maimai界に埋もれつつあるみんなの記憶を呼び起こして記録しておきたかったのです。そういう意味で、この企画の目指すところを「世代の垣根のない同窓会」と定義していました。
そして2つ目に、
「maimai界にブログ文化を普及させたい」
という隠れた狙いがありました。maimaiのプレイヤー層は若い人が多く、今はブログなど持たずにSNSでの発信を主とする人が多いと私は勝手に思っています。必然的に、今回のブログリレーで皆さんが語ってくれたような熱い想いや長期的な記録などは発信するのが難しくなってしまいます。
長文での発信に興味があって、なんとなくブログやってみたい!と思っていても、普通きっかけがなければこういうのは始めづらいものです。この企画を機にみんながブログを持つようになって、色んな記事が世に出るようになればいいな~という思いがありました。次の10年もまた様々な記録が、思い出が、埋もれないでほしいという願いを込めています。
そして最後、3つ目に…いや、どうしようかな、これ言おうかな…
まあ言っちゃうか!今回のブログリレーの中で「バージョン別に振り返る」的なことをやってくれた方は複数いると思うんですが、その中で特に一ヶ所、みんなあんまり良い思い出がないというか、ちょっと批判的になっている部分があると思うんですね。そう言われると恐らくほとんどの人が同じ時期を想像するかと思うんですが、そうです、でらっくす無印の稼働初期です。
無論全てがダメだったというわけではないんですが(実際自分は狂ったようにでらスコ詰めてました)、やたら反応しないパネル、4時間に1度の再起動などの重いバグがあったことに加えて、慣れないタッチノーツや新スコアシステムが相まってユーザーからの心象はかつてないほど悪かったと記憶しています。残念ながらそのときにmaimaiを離れてしまい、戻ってこないユーザーも少なくありません。
ですが、よく考えてみれば「そういう人こそ本当にmaimaiが好き」なはずです。そこまでmaimaiが好きでない人は、maimaiの変化にいちいち怒ったりしないはずなんです。
多くの人が同じように感じていると思うのですが、これらの問題点の多くは1年以内に解消されました。過去存在していたのに廃止されてしまった機能も、毎作続々と復活しています。無論、筐体が変わってプレイ感が変わったり、タッチノーツが導入されたりという部分に変わりはないのですが、少なくとも譜面は面白いものがかなり増えてきたと思いますし、これまでのアップデートを見ているとユーザーの細かい不満を少しずつでも潰していく姿勢は明らかに見えます。
「maimaiが好き」な人の多くにとって、今のmaimaiは遊べないほどひどいものではない…というか、どちらかというと以前にも増して楽しく遊べるゲームになっていると思います。
ちょっと厳しいことを言うかもしれないですが、ここから先を読む人は是非この章だけでも最後まで読んでもらえると嬉しいです。
以前の自分の記事でも同じようなことを書いたんですが、実は本当に嫌なのは上に書いたような理由ではなく、みんなに置いていかれるのが怖いとか、スコアがでないとか、豊富なコンテンツを消化しきれないほど忙しいとか、そういう「自分」の方かもしれません。
もちろん筐体が嫌いかもしれません。タッチノーツが嫌いかもしれません。でも、本当の原因がなんなのかを考えることすらないまま離れてしまうのは本当にもったいないことだと思います。
みんなmaimaiやれよ!なんて言うつもりはありません。でも、ぼくは今のmaimaiは本当に面白くなり続けていると思います。この企画に参加することで久々にmaimaiに思いを馳せた人、参加しようと思ったけど今はそんな熱量ないよ!と思ってパスした人、最近新しくmaimaiを始めた人、立場は違えど色んな人がこの企画を見てくれていると思います。
今も、3年経って入れ替わったあなたの後輩が、あなたと同じように、新しい面白さを加えたmaimaiで、大切な仲間や思い出を作っています。でも、皆さんもご存じの通り、アーケードゲーム界は今恐ろしいまでの逆境に立たされています。このままでは、あなたの先輩が、あなたが、あなたの同期が、あなたの後輩がつないできた大切なこの世界が失われるなんてことも、全然非現実的な話ではなくなってきています。つい先日、WACCAがサービス終了を発表したことは記憶に新しいかと思います。「環境」は、いつまでも当たり前にそこにあるものではないのです。
どうか、この節目をきっかけに、是非maimaiのことを思い出してみてください。思い出を、簡単にでも発信してみてください。気が向いたらでいいので、maimaiやりに行きましょう。そういった、一見小さな行動の一つ一つが、これからのmaimaiを、maimai界を作っていきます。「【自称】世界一maimaiが好き」な私からのお願いです。僕は本当にこのゲームが好きですし、叶うならいつまでも末永くこのゲームが続いてほしいと願っています。そのために自分にできることはないだろうか…そう思って、こんな企画を立ててみました。
ああ、言っちゃったなぁ。今maimaiやってない人に、「そういうことじゃねぇ!」って言われちゃうかなぁ。嫌な人いたらごめんね。
という感じで、この企画を立ててみた経緯でした。正直上手くいくかはとっっっっっっっっっても不安だったんですが、蓋を開けてみればもうまさしく自分の思い描いた通りの光景が出来上がっていて嬉しい限りです!これを機に、これからもブログ書こうかな!みたいな人も観測していますし、そんな方はぜひこれからも記録・発信を続けてくださればもう願ったりかなったり、といったところです!みんなありがとう!
お前の話はせんのか?
いや、いくら校長先生の話だからって、自分の話もちょっとくらいはしといた方が良いか。このままだとほんとにあいさつしただけになっちゃうもんな。
僕のことを知ってくれている人がどのようにして僕のことを知ったのか、おそらく大きく分けると…
① 昔からの知り合い(太鼓時代とか)
② チュウニズムの人(ガラクタ理論値とか)
③ チャレトラ・譜面確認動画の人(MiLKくらい)
④ パンドラ走ってた人
⑤ 公式生放送によく出てる人(Splashあたり)
⑥ オンゲキの人(元全理論値になったあたり、RED PLUSとか)
みたいな感じに分類できると思うんですが、明確に自分がみんなに知られるようになったなぁと感じているのはやはりパンドラのあたりなんですよね。
当時自分は19歳で上京してきたばかり、今思い返すと子供だったなぁと思いますwそれは今もなんですけど、今以上に子供だったと思います。あの時は自分も毎日毎日運営への文句ばっかり言ってたのをよく覚えています。冷静に考えて、7クレに1回しか挑戦権がないルール、結構イカれてたのは間違いないけどさw
でも、ちょうどそれが終わったころはじめてコハDにあってお話したんですよね、maimai大説明会という生放送で…
アーカイブ→https://youtu.be/ai7LI-cAwOM
スライド→https://www.slideshare.net/ssuser3c28ee/maimai-byd
是非スライドのほうだけでも見てみてほしいんですが、私はこれを見たときに…というかこれに参加したときに、
この運営は本当にこのゲームのことが好きなんだなぁ!
と思ったんです。
僕は明確にここが自分の人生の転換点だと思っていて、この時から俯瞰的に物事を見れるようになった…というか正確には見ようとするようになりました。一見おかしいと思うことでも、何かそうなるに至った背景があるかもしれない。自分が嫌なものでも、他の人は好きかもしれない。そういう風に物事を考えるようになりました。
文字通りmaimaiに人生を変えられたんですねぇ。人生最大の学びの一つだと思っています。それ以来、より一層maimaiが好きになりました。
以来、僕のmaimai…いや、ゲキチュウマイにおける目標は、
「自分を育ててくれたこのゲームが、少しでも盛り上がるよう貢献すること」
になりました。ちょっとでも達成できてるかなぁ。その時々で自分にできることを全力でやってるつもりではあるけど、自分ではうまくいってるかわかんないや。
以上、簡単な身の上話でした。
本当に終わりの挨拶
あんま長くなってもしょうがないんで今日はここらにしましょうか。この企画を通じてmaimaiが少しでも盛り上がり、また皆さんが楽しんでくださったならこれ以上に嬉しいことはないです。書く、見る、どちらの立場も、参加してくださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。
むろんこの企画はmaimai運営チームの功績なくして成り立ちませんので、そちらにも感謝を伝えたいんですが…
僕は本当に幸運だと思います。ちょうどこの記事が公開されるころ、私はセガ本社に向かっております。このあと21時から、maimai10周年を記念する公式生放送があり、私はそちらに出演させていただくこととなっております。せっかくコハDをはじめとする開発メンバーに直接お会いできるので、そちらへの感謝の気持ちはこのあと直接伝えてこようと思います!
是非公式生放送もご覧くださいませ。日曜の夜から月曜の昼までというイカれたスケジュールなんですが、唯一無二の素晴らしいものになること間違いなしだと思います。特に深夜パートはアーカイブが残らないそうなので、無理のない範囲で無理して見てみるといいかと思います。よろしくお願いします!
告知URL→https://maimai.sega.jp/10th/event/01/
ではまた放送でお会いしましょう!皆さん本当にありがとうございました&maimai10周年おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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